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僕は女好き Vol.6 〜年上の美女編〜

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今年は、色々な意味でアウトプットの年にしたいと思っている。
音楽はモチロンだけど、このblogでの文章もアウトプットのひとつとして、出来る限り沢山の文章を書いていきたい。自分の文章の程度がどれくらいかってのは、自分自身で良くわかっているけど、だからって書かないでいれば、いつまでも程度の低いところでドンヨリしているだけ。上手な人の文章を参考にしつつ、少しずつでも前進したいね。
文章に関しては、基本的に若い世代の文章の方が面白いかな。プロの世界ではそんなことないと思うけど、素人の年配の方の文章はね、ハッキリ言って酷いものが多いです。
企業でそれなりの役職に就いていらっしゃる方の通達なんかを読んでも、キビシイものが多い。
難しい単語や言い回しを使えば高級な文章になるという勘違いされてるんだろうな。使い古された言い回しや、ありがちな引用の濫用も目立つね。「立つ鳥跡を濁さず」とか「毛利元就と三本の矢」的なアレね。
要は寄せ集めた単語や引用ばかりで、「お前は何か言いたいんだ?」と突っ込みを入れたくるような文章が多い。
というわけで、素人に限って言うと、若い世代の文章の方が断然面白いと思う。文章的にハチャメチャだったとしても、そのハチャメチャさも含めて、その人が見えてくる方が楽しいからね。
僕が参考にしている文章の書き方の本でも、「真綿をちぎったような雲」、「錦ような紅葉」、「はらわたが煮えくり返るような怒り」と言ったありきたりの表現について、「観察がおろそかになる」と指摘している。
そうそう! 自分の言葉で書かないと!
常体と敬体を統一しなくては・・・とか、プライベートなblogにおいてはどうでも良いじゃないか。僕は、わざと混ぜてますよ。
感情の動きなんてそんなもんでしょ?
ちなみに、参考にしている本は、『頭の良くなる 短い、短い 文章術』三笠書房 ISBN-8379-2139-6です。頭が良くなるかどうかは知らないけど、軽い気持ちで文章を書けるようになるんじゃないかと思います。堅苦しいことは全然書いてないしね。
未だに上手く文章書けていない僕がこの本の宣伝をすると逆効果かな(笑)。
もう一冊、Web上に文章を公開する時の最低限の常識については、『伝わる、WEBテキストのつくりかた -知っておきたい文字情報デザインテクニック-』株式会社ビー・エヌ・エヌ・新社 ISBN-86100-343-3をオススメします。Webに関わる仕事をしている人にとっても充分役立つと思います。ビジネスの現場で通用するような内容なので、僕のような文章は、モチロンNGとなっています(笑)。
さてさて、前置きが長くなりましたが、今回紹介するのは、僕が「こんな文章書けたらいいなぁ」と思うような文章を書いている女性、向田邦子さんです。またまた有名な方なので、敢えて説明するようなことはないけど、凄い文章を書く方です。
例えば、『眠る盃』というエッセイ集に収録されている、「勝負服」というタイトルのエッセイだが、始まりは、「随分前に読んだ本で正確な題名は忘れてしまったのだが、音楽家の死因を調べたものがあった。」となっている。もう1行目から、冴えてるよなぁ。しかも、結末は結構以外に切ない展開。
また、「恩人」というタイトルのエッセイでは、「一度だけだが、「正式」に痴漢に教われたことがある。二十三年前の夏であった。」となっている。こちらも、かなりヘンテコな展開で面白いよ。
難しい言い回しなんか皆無で親しみやすい文章だけど、もの凄く知的に感じるんだよね。タイトルと最初の文章のギャップから、どうやって話が展開していくのか興味が湧くしね。
シンプルな文章だから真似出来そうなんだけど、出来ないんだな〜これが。タイトルと始まりだけ似たような感じにすることは出来ても、その後の展開の仕方がダメ。結果としてタイトルも最初の文章も死んでしまう。とは言え、相手はプロなんだから・・・と諦めたらそこで終わりだから、少しでもエッセンスを吸収したいな。
同じレベルで文章書けたら、blogのアクセスが100倍くらいになるんだろうけど、流石にそれは今のところ無理かな(笑)。
というわけで、携帯電話いじる暇があったら、本読もう!(←自分自身にも呼びかけてます・・・)
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※ちょっと知的に見えると好評だったサングラス。でも、割ってしまった・・・。
サングラスはしょっちゅう壊したり無くしたりするので、高いのは買えないんです。
道に落としたサングラスを、拾おうとして踏み出した自分の足で踏んだこともあるくらい。

 

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