プレスされ、パッケージとして完成したCDが納品され、後は発売日を待つのみとなり、ホッとしている小川です。
デザインはある程度経験あるし、ジャケットデザインのお仕事を頂くこともあるとは言え、最終段階まで自分で面倒見たことはなく、正直なところ自信なかったな。
プレスに関しては全く知識なしで、どこのプレス屋が良いかなんてのも全く分からず、Naoが仕事の合間に見つけてくれたプレス屋がいくつかあったものの、今ひとつピンと来るものがなくて、お先真っ暗な状態からのスタート。
ご存知の方も多いと思いますが、僕は人一倍仕事が遅い・・・。
元々がのんびり屋な上に、要領も悪く、職場にいたらイライラするタイプかなと(笑)。
とは言っても引き受けたからには、取り掛からなくちゃ!ってことで、ミックス作業と並行して、チョコチョコ作業を進めていた。
そんな作業の一部をちょっと公開。
笑ってやって下さい。
最初の写真は、Naoの店でデザインのアイディアについて説明するために書いたもの。
上が今回のジャケットの原点となったもの。
その下の絵は、下段は靫公園のベンチをイメージしてるものの、JB川中は仕事先で撮影する感じになっている(笑)。
次の写真は、僕の撮影終了後に、イメージをより具体的にするために作ったもの。
ここでようやくコンピュータでの作業。
ちなみに、薄着で爽やかな感じに写ってるけど、撮影は2月! 寒かった!
CDのタイトルが、最終決定したものとは違ってマス。
この3人個別の色を付けるというアイディアは悪く無いと思ってたんだけど、配色や色の乗せ方など、自分ではコントロールしきれない部分があって苦労した。
というか、このアイディアを捨てるという判断をするまでに時間がかかってしまった。
苦労したものほど捨て難いけど、時にはサッと潔く捨てることも大切だなと、改めて感じたなぁ。
さて、次のメモ。また紙に戻っている。
Naoは階段に座っていることになっているけど、川中は撮影の目処が立たず空欄になっている(笑)。
写真と写真の間に白い帯で隙間を作ることを考えていた時期。
さらに次。隙間がイマイチと思い始めたのと、Naoの撮影が終わったこと、僕の2回目の撮影が終わったことで、写真の扱いに困り始めた様子が伺える。
煮詰まってますね(笑)。
上にチラッと見えているレーベル面のデザインは、カフェの大手チェーン店でコーヒーを飲みながら描いてみたものの、CDのタイトルやコンセプトと何も結び付きがないのでボツ。
いよいよ時間がなくなってきて、デザインしたものをケースに入れて様子を見ていた頃。
3色分けの呪縛からは逃れたものの、白い帯からはまだ逃れていない模様。
Naoの写真の扱いにも困っている感じがあるし、川中の写真もまだない状態。
それに、肝心のバンド名が超テキトーな扱われ方になっている(笑)。
今見ると、なんてとこに文字置いてんだ!と思うけど、冷静さがなくなると、そんなこともわからなくなってきちゃうんだよなぁ〜。
この試作品を作ってみたのは正解。
完成形が明確にイメージ出来るようになったし、出来てない部分を早く作りたくて仕方なくなり、作業がスピードアップ!(笑)。何かトリガーになるかわらないもんです。
この後、いくつかのマイナーチェンジを経て、最近公開させて頂いている完成形のジャケットになったわけです。
ミックスの作業やデザインで、コンピュータを酷使してはいるけど、見て頂いたようテキトー感溢れるメモ書きや、パッケージの試作品など、アナログな部分の作業の楽しさと大切さを味わった2ヶ月でした(長かった〜)。
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コメントをどうぞ♪
お疲れ様でした
実際作業をされてた小川さんは「長かった…」というのが実感なんでしょうね〜
納品されたCDを目の前にして、それでも買えないのもかなりツライですけど(笑)
三人個別に色分けされたジャケットは、Policeのシンクロニシティみたいでしたね
それはそれで又違う雰囲気でいいですね
めちゃめちゃ気が早いですが、次回作も期待してますよ
その前に、明日のLive満喫したいです。頑張ってくださいね