avatar

イベントレポート×2 長いヨ!

3

本格的に涼しくなってきたじゃないですかっ! F・・K!
おっと失礼。
しかし、寒いのやだな〜。

日が短くなると夕方から出かけるのが嫌になったりするけれど、そんなこと言ってられない!
ってことで、先日はサユトニーのホスト・イベント「みんなのおと」に行って来た。
サユトニーのホスト・イベントとしては2回目なんだけど、前回は外れなしの素敵なイベントだったので、今回も期待いっぱいだった。

トップは「山本兄妹」。
良いとは聞いてたけど、予想より随分良かったです。
お二人とも声の立ち上がりと消え際がとっても綺麗で、一気に彼らの世界に引き込まれた。
歌の上手さありきの曲ではなくて、曲の良さを引き出すための歌って感じで好感度高いし、曲のバリエーションもあってとても楽しめた。
ぜひまた大阪でライブやって欲しいな。

次は浜田一平さん。
弾き語りスタイルでのライブ。
基本的に弾き語りでやっている人は、ほとんどの場合ギターも歌もワンパターンで、1曲聴くのがやっとなんだけど、浜田さんは違いましたね〜。
ありがちなな四畳半フォーク的なものとは違い、曲がかっちょいい。
そして、声がとってもかっちょいい。体の中にチューブ・アンプが内蔵されているのか?と思うような、ナチュラル・ディストーション的な声質がなんともロックな感じ。
それに何なんすか! 声を張り上げてるところで、おそらく70%くらいの力しか使ってないようなゆとり感。
パワフルなんだけどうるさくなく、めちゃ気持ちいいじゃないですか。
ホントにヤラレタ!

で、いよいよサユトニー。
今回はベースも入り、いよいよ普通のバンドスタイルでの登場。
まずは初登場のベースから。
フレーズ的にはオーソドックスな感じながら、適度な暴れ感があって、全体のサウンドのテンションが上がる感じが良かったです。
何でも出来まっせ系のプチスタジオミュージシャン的な感じがなく、自信のスタイルを持った感じなんで、今後が楽しみ〜。
王前くんのギターは、相変わらずハイセンスだな〜。アクロバティックなサーカスを見る感覚とは違って、品の良い陶芸を見るような感じというか。
オーソドックスな面もあれば、冒険もあって面白い。
個人的にはアルペジオの音選びと登場するタイミングがツボだな〜。
次は、Calmdownをサポートしてくれたトニー。
ベースがいることもあってか、これまでより何となくやわらかさを感じるドラムだった。というよりは、硬く表現するところとやわらかく表現するところの幅が広がったのかも。
ドラムといえばビートを出す打楽器としての機能がメインではあるけど、トニーの場合は旋律楽器的な要素の比重が高いプレイで、それがとても良い個性になっているので、どんどん極めていって欲しいな。
さてさて、次はsayumiちゃん。
今回はバンド全体としての音量がアップしているので、どんな感じになるんかなと心配な面もあったけど、なんのなんの、歌い始めたら余計な心配だったとすぐにわかっちゃった。
むしろ、弱く歌う部分はそのままに、強く歌うところはこれまで以上に強くなって、あらためて歌力を見せつけられた感じ。
今回はバンドとしてガッツリ音が出ていることもあって、様子伺い的な気遣いの要素が減って、これまでより思い切りよく歌えたんではないかな〜。

各自の良さはもちろんですが、やっぱり曲が良いんだなぁ〜。
いわゆるDIVA系の人たちの曲って、その人が歌わないと曲として成立しないものが多いよね〜。映画、タイタニックのテーマ曲みたいな曲を僕が口ずさんでも、全然良い曲に聞こえないと思うけど、サユトニーの曲は僕のように歌が下手なやつが口ずさんでも、良い曲だということが人に伝わるような曲じゃないかなと思う。

最後に”セッション”があると聞いてちょっと不安になってた。
セッションといえば、ロック系だとストーンズの曲とか、ちょっとテクニックのあるギタリストがいるバンドが複数あったりしたらJeff’s Boogieとか・・・勘弁してくれって感じ。演奏者は盛り上がってるかもしれないけど、聞かされるこっちはシラケてんだよっ!
出演者からしてそれはないとは思ってたけど、蓋を開けてみれば出演者のオリジナル曲の演奏で、これがまた良かったんだよね〜。この組み合わせでちゃんとしたライブを観てみたいと思う内容だった。

ホント、行って良かった〜。
打ち上げでスナック菓子を食べ過ぎて、ちょっと胸やけしたけど(笑)。

サユトニーのイベントの翌日は、Joy→Star IIのイベントに行ってきた。
途中から参加だったんだけど、以前Calmdownも対バンさせて頂いたショウジョウハイライトが出演してた。
以前とはメンバー構成もサウンドも全く趣が違っててちょっとビックリ。ドラム、ギターに鍵盤&ヴォーカルの3人。ベースがいないということで、古い人間の僕なんかはDoorsを連想してしまう。
サウンド的にもポップながらも憂いのある感じで、どことなくサイケデリックな香りも漂っている気がして、余計にそんな風に感じたのかも。
今後も要チェックだ〜!

でっ! 残念ながら活動休止となるJoy→Star II。
彼女達から教わったことはとっても多くて、活動休止はホント残念!でも、3人それぞれの今後も楽しみ。そんな感じで、ちょっぴり複雑な思い。
Joy→Star IIも曲がパワフルなんだな〜。パワフルってのは、音がデカイとかパンチがあるってことじゃなくて、強烈に惹き付けられる感じ。この日も改めてそれを感じさせられるライブだった。
この日特に印象に残った曲は”Iron Arrow”。ライブでもCDでも何回も聴いている曲だけど、この日は歌い出しのところで不覚にもグッと来てしまった・・・。
曲の良さや歌声の素晴らしさというのも勿論あるんだけど、音楽に向かう真っ直ぐさみたいなものが一番出てたのかも。かなりハートに突き刺さったな〜。

こんな風に偉そうにレポート書いてるけど、自分にあんな表現出来るだろうか?って考えてしまうくらい。
音楽に詳しくなって、演奏力もまぁまぁそれなりに格好が付く程度になり、それなりにマシなクォリティの楽器や機材を使って音楽やってる自分が、体裁だけが整ったものを小手先でやっているような気になってきた・・・。こりゃイカン。Joy→Star IIの方が僕よりよっぽどRockしとる! くやしいが、それが現実だっ。僕も頑張らなくちゃ。
またいつの日かJoy→Star IIのライブが観られることを信じて待つことにして、それまでは、それぞれの活動を応援したいと思います。

2つのイベントについて色々書いたけど、思い出しながら書くのは結構大変なんだよね〜。分析しながら音楽聴いてるわけじゃなくて、基本的には音楽聴いて、ビール飲んで楽しんでいるだけなんで(笑)。
音楽に大して不真面目な奴や、「俺たち上手いだろ? 若造とは違うんだよ!」みたいなオヤジバンドがいると一気に分析モードになるけどね。

というわけで、みなさま! 音楽は頭で聴かないように! ハートをオープンにして身体で浴びるように聴きましょう!

2つの素晴らしいイベントでかなり音楽パワーをもらって、ちょっと真面目に音楽と向き合ってます。
次回は清やん(発音的には”せーやん”)加入後初のライブというのもありますが、8月以降久しぶりのライブということもあるので、個人的にもこれまでやってないアプローチにチャレンジしたいなと思ってて、今週のリハでは早速試してみた。
まだ微妙な感じだけど、路線としては良いかなと思うので、ライブ当日もそのアプローチで行くことにしようと思ってます。
それが何なのかは、ライブを観てのお楽しみ。

では、また〜。

 
  • 2010.9.23 at 10:14 AM | 返信する »
     

    ミンナノオトにご来場ありがとうございました!
    第三弾は今の所まだ考えてませんが、もっと楽しいライブを出来るように精進いたします。
    涼しくなったらご飯がおいしくなる楽しみもあるんで、また飲みにも行きましょう~

     
     
     
  • avatar
    sayumi☆
    2010.9.23 at 1:02 PM | 返信する »
     

    先日はお越しいただき本当にありがとうございました・:*:・(*´ー`*人)。・:*:・
    いつも小川さんから頂けるコメントは自分の活動の源になります。
    そしてcalmdownのLIVEからも、とても良い刺激を頂いております!
    来月楽しみにしていますね~♪♪

     
     
     
  • avatar
    小川
    2010.9.24 at 4:05 AM | 返信する »
     

    >トニー

    素敵なフライヤーに恥じない、良いイベントでした!
    みそ汁で言えば、昆布や鰹なんかでちゃんと出汁とったみそ汁・・・お手軽なインスタント出汁じゃない感じ・・・例えが食べ物で申し訳ない(笑)。
    秋の味覚も楽しみ・・・いや次のイベントも楽しみにしてます!
    今のところ次回が決まってないということで、ゆっくりDVD観て下さい(笑)。


    >sayumiちゃん
    いつもえらそーにレポートしちゃってすみませ〜ん。
    でも、良かったな〜という思いを吐き出したい衝動を抑えられません(笑)。

    ライブ中は、昔、買ってきたレコードをジェケット見ながら聴いてた頃のような気持ちで聴いてます。
    知識ばっかり付いて、頭でっかちになった自分の不要なものを取り払ってもらっているような感じでもあるかな〜。

    個人的に煮詰まることも多々あるけれど、良い刺激を沢山もらったんで頑張れそうです!
    次回ライブをお楽しみに〜。